インスタグラムでスクリーンショット(スクショ)を撮ると通知されるのか?完全ガイド

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写真や動画の投稿をメインとするインスタグラム(Instagram)では、「気になる投稿やストーリーをスクショしたい」「DMのやり取りを画面録画して保存したい」と考える場面があるかもしれません。しかし一方で、「スクショや録画をすると、相手に通知されるのではないか」と心配する声も少なくありません。

本記事では、インスタグラム上でスクリーンショットや画面録画をした際に、実際に相手へ通知が行くケースと行かないケースを分かりやすくまとめました。DM(ダイレクトメッセージ)やストーリーなど、それぞれの機能ごとに通知の仕組みが異なるため、以下を参考に安全かつスムーズにインスタを活用してみてください。

Part1. スクリーンショット撮っても通知が行かないケース

通知が来ないケース

①通常のフィード投稿

    タイムラインやプロフィールに表示される、いわゆる「通常の投稿」はスクショしても相手に通知が届きません。

  • テキストや画像を残しておきたい場合、単純に画面を撮影しても大丈夫です。
  • ただし、無断転載や二次利用はトラブルの原因になり得るので注意してください。

②ストーリー(通常公開)およびハイライト

    ストーリーは24時間限定で公開される機能ですが、プロフィール画面に「ハイライト」として残しているものも含めて、スクショ・画面録画をしても基本的に通知は行きません。

  • 足跡機能によって「誰がストーリーを見たか」は分かるものの、「誰がスクショしたか」までは通知されない仕組みです。
  • 親しい友達向けに公開しているストーリーでも同様で、スクショしても通知はありません。

③リール(Reels)

    TikTokのように短尺動画を投稿できるリール機能も、スクショや画面録画では通知が行きません。

  • 投稿者は「再生数」や「いいね・コメント」の数は確認できますが、誰が動画を録画・撮影したかまでは把握できません。
  • 一部機能は将来的に変わる可能性もあるので、利用時は最新情報もチェックしてください。

④インスタライブ

    インスタライブの配信を視聴している際にスクショや画面録画を行っても、通知は送られません。

  • 視聴者としてライブに入るとユーザー名が表示されるため、「参加した事実」は配信者に伝わりますが、「録画やスクショをした」こと自体は通知されない仕組みです。

⑤ DMの通常メッセージやギャラリー写真

    DMでやり取りされるテキストメッセージや、カメラロール(ギャラリー)から送信された画像・動画は、相手がスクショしても通知されません。

  • 一般的な「チャット」感覚でのやり取りであれば、撮影されても通知が飛ばない仕組みです。
  • ただし、以下に述べる「消える写真・動画」や「消えるメッセージモード」には注意が必要です。

Part2. スクリーンショット撮ったら通知が行くケース

ここからは、スクショや画面録画を行うと相手に通知されるため、特に注意が必要な場面を紹介します。

通知が来るケース

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DMの「消える写真・動画」

DMで写真や動画を送る際、「1回表示」や「リプレイを許可(2回表示まで)」と設定して送信できる機能があります。これらは「消える写真・動画」と呼ばれ、相手がスクショを撮った場合は送信者に通知される仕組みです。

dmの消える写真とメッセージ
  • スマートフォン画面に「○○がスクリーンショットを撮影しました」というようなメッセージや、フラッシュマークのアイコン表示などでバレるケースが多いです。
  • これは相手が「勝手に保存されたくない」と考えていることを踏まえた保護機能の一環といえます。

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個別に送信されたストーリー

ストーリー自体はスクショしても通知されませんが、公開設定を「特定ユーザーのみ」にして個別に送信した場合は別です。特定の相手にDMを経由してストーリーを送る機能があり、そのストーリーをスクショ・画面録画すると送信者に通知されます。

  • 通常公開のストーリーとは違い、「完全に個人宛てに送った」意図が強いため、勝手に撮影されないよう通知を出す仕組みが導入されています。

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DMの「消えるメッセージモード」

DM画面を上にスワイプすると、背景が黒くなってやり取りがアプリを閉じると同時に消える「消えるメッセージモード」が有効になります。このモード中にスクショや画面録画をすると、送信相手に「スクリーンショットが撮影されました」などの通知が送られます。

  • メッセージが残らない分、プライバシー性が高い機能ですが、そのぶんスクショ等での保存を防ぐ仕組みが整っているのが特徴です。

Part3. スマートフォンやOSによる違い

iPhoneのスクリーンショットを取るガイド

①iPhone(iOS)

  • 通常のスクショ(電源ボタン+音量を上げる)や画面録画(コントロールセンターの「画面収録」)機能は、上記で述べた「通知が届くケース」に該当するときに限り相手に警告が行きます。
  • 一方、通常の投稿やストーリーを撮影する程度であれば、通知は一切行きません。

②Android

  • Androidにも標準のスクショ機能と、Android 11以降は「スクリーンレコード」という画面録画機能が存在します。
  • 場合によってはAndroidの機種やOSバージョンによって録画時に通知が発生しないパターンもあるようですが、今後のアップデートで仕様変更される可能性があり、「絶対にバレない」保証はできません。

③PC(ブラウザ版)

  • インスタのブラウザ版を使う場合、スクショや録画を行っても基本的に通知は送られません。
  • ただし、DM機能の挙動はアプリ版と異なる可能性もあるため、重要なやり取りであれば慎重に扱うほうが安全です。

Part4. スクショや画面録画をする際の注意点

プライバシー保護への注意

プライバシー・マナー面への配慮

相手が意図的に「消える写真」や「個別ストーリー」を送ってきた場合、それを勝手に保存する行為はプライバシー侵害につながりやすいです。相手との信頼関係を損なうリスクもあるので、どうしても保存したい場合は事前に相手の許可を得るなどの対策を取りましょう。

著作権やSNS利用規約

インスタグラムに投稿されたコンテンツは、投稿者自身が著作権を持っている場合がほとんどです。スクショや録画した画像・動画を無断で再投稿・配布すると、著作権侵害SNS規約違反となるおそれがあります。個人的な鑑賞目的を超えた利用は慎んでください。

不確実な裏技は避ける

機内モードをオンにしてからスクショすれば通知を回避できるなど、裏技的な方法がSNS上で紹介されることがありますが、確実に機能する保証はありません。アプリやOSのバージョンアップで仕組みが変わる可能性もあるため、あまり当てにしないほうが無難です。

Part5. 代替手段と安全な活用法

相手に通知しないで、送った動画やメッセージを保存するには、スクリーンショット以外にもいくつかの方法があるので、ここでは、その中に2つの利用できる方法を紹介します。ぜっひ参考してください。

方法①:スマホ監視アプリを活用する

スマホ監視アプリと聞くと、一見少し怖い印象を受けるかもしれませんが、実際にはそれほど大げさなものではありません。子どものネット安全対策や浮気調査にも役立つため、筆者は Msafely というアプリをおすすめします。

Msafely は、子どものオンライン安全を確保するために開発されたアプリです。特に、Instagram や Facebook などの SNS 監視機能が人気の理由となっています。これを活用すれば、Instagram の DM や投稿コンテンツを、スマホを直接操作することなくリモートで確認できるため、スクリーンショットを撮る必要もなくなります

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SNSアプリの監視が強みであるだけでなく、Msafelyにはリアルタイムの位置情報追跡や通話記録の監視など、優れた機能も備わっています。

masafelyの一部機能は下のように示されています。

ペアレンタルコントロールアプリMsafelyの実際効果

方法②:公式の保存機能を活用

フィード投稿の場合、インスタには投稿をブックマークできる「保存」ボタン(しおりマーク)が用意されています。保存しても相手に通知は行かないため、安全かつ確実にお気に入りの投稿を後から見返せます。

  • ストーリーやリールには直接の保存機能がありませんが、必要に応じて共有機能を使ったり、自分用の閲覧リストを作るなどして活用するとよいでしょう。
注意
どうしても画面キャプチャしたい内容がある場合は、相手に「この内容を残しておきたいのだけれど、保存してもいい?」と一言伝えてみるのも手です。DMの「消える写真・動画」などでも、相手が了承すればスクショが公認になります。

むしろ許可なく撮影してしまい、通知で相手が驚いたり不安を覚えるよりも、あらかじめ相談したほうがお互い安心できるでしょう。

Part6. まとめ

スクショや画面録画は、便利である反面、相手の気持ちやプライバシーを侵害してしまう恐れもはらんでいます。インスタグラムの通知ルールを正しく理解し、快適にSNSを利用してみてください。状況に応じて公式の保存機能や共有手段を活用することで、トラブルを回避しながら楽しくコンテンツを楽しめるはずです。