【知らないとヤバい】PC版LINEに潜む危険とは?情報漏洩・乗っ取りを防ぐための完全ガイド

カバーLINEの危険性-heading

LINEは今や日本人にとって欠かせない連絡手段となり、ビジネス・学校・プライベートなどあらゆるシーンで活用されています。特にPC版LINEは、長文のやり取りやファイル共有に便利なため、テレワークや在宅勤務を中心に利用者が増えています。

しかし、PC版LINEにはスマートフォン版にはない落とし穴がいくつか存在することをご存じでしょうか?

この記事では、PC版LINEに潜む危険性や情報漏洩リスク、そしてLINEアカウントの乗っ取りを防ぐための具体的なセキュリティ対策を、2025年最新仕様に基づいてわかりやすく解説します。

PC版LINEで注意すべき3つのリスク

誤送信による機密情報の流出

PC版LINEのデフォルト設定では、「Enterキー」を押すと即座にメッセージが送信されます。
これにより、改行のつもりで誤って送信してしまうケースが多く、業務用チャットでの情報漏洩や取引先への未完成メッセージ送信などのトラブルが発生しやすくなります。

セキュリティ対策:設定画面で「Enterキーで送信」をオフにする。

LINEのエンターキーをオフする手順:

ラインのエンターキーを変えるガイド

ステップ 1.画面左下にある「設定」ボタンをクリックします。

ステップ 2. 表示されたメニューから「トーク」を選択します。

ステップ 3.「Enterキーで送信」の項目にあるチェックを外します。

ステップ 4.以後、改行する場合は【Shift+Enter】または【Ctrl+Enter】を使用してください。

このような小さな設定変更が、大きな情報漏洩事故を防ぎます。


プロフィール設定からの個人情報漏洩

LINEのプロフィール画像やステータスメッセージに、本名・学校名・勤務先・誕生日・住所などの個人情報を記載している人は要注意です。
PC版では画面が大きいため、表示される情報量も多く、悪意あるユーザーが個人情報を簡単に取得できてしまう危険性があります。

プロフィールの見直しポイント:
  • 写真は風景やイラストに変更し、顔写真は避ける
  • ステータスメッセージに位置情報・連絡先などを書かない
  • プロフィール公開範囲は「友だちのみに制限」する

プロフィールを安全に設定する手順:

プロファイルを見直しポイント

ステップ 1.LINEアプリを開き、「ホーム」タブをタップします。

ステップ 2. 画面左上の「設定(歯車アイコン)」をタップし、「プロフィール」を選択します。

ステップ 3.以下の内容を確認・変更してください:

  • 名前(表示名):本名ではなく、ニックネームに変更するとプライバシー保護に効果的です。
  • ステータスメッセージ:個人情報(住所・電話番号・職場など)は書かないようにしましょう。

個人情報が特定されると、ストーカー被害やなりすましアカウントの温床にもなりかねません。

このようにプロフィールを設定することで、LINEでの個人情報流出リスクを減らすことができます。


PC共有環境でのログイン放置

ネットカフェ・学校・オフィスなどの共用PCでLINEを使う際、ログアウトせずに席を離れると、第三者にアカウントを操作されるリスクがあります。

PC版LINEは一度ログインすると、そのままセッションが維持される仕様のため、意識的にログアウトしないと、他人があなたのLINEアカウントを自由に閲覧・操作できてしまいます。

PC版ラインのログアウト方法
セキュリティ設定の徹底:
  • 使用後は必ずログアウトを実行: LINEアプリの「設定」→「アカウント」からログアウト可能です。
  • 自動ログインをオフに設定:スマホ版LINEアプリの「設定」から、自動ログイン機能を無効にしておくと、第三者の不正アクセスを防止できます。
  • 利用後はブラウザの履歴・キャッシュを削除:特にLINEをブラウザで使用した場合は、履歴やキャッシュをクリアして個人情報を守りましょう。

LINEアカウントの乗っ取りはあなたの信用や人間関係にも大きな影響を与えるため、十分な注意が必要です。


LINEアカウント乗っ取りを防ぐために

LINE公式が発表した情報によると、アカウント乗っ取りの主な原因として「LINEのなりすまし」や「友達のなりすまし」が多く報告されています。

これらの手口は、本人になりすまして情報を引き出したり、不正なリンクを送信したりする詐欺に悪用されます。

対策①:PINコード認証を有効化

特に注意が必要なのは、PC版LINEです。 PC版では、メールアドレスとパスワードを入力するだけでログインできるため、SNS認証やSMS認証が不要なケースもあります。

 そのため、メールアドレスとパスワードが第三者に知られてしまうと、PCから簡単に不正ログインされるリスクがあるのです。

セキュリティ対策: スマホによる本人確認(PINコード認証など)を有効化する

PC版LINEを利用する場合でも、スマホ側での認証を求められるように設定を行うことで、セキュリティを強化できます。
スマホによる本人確認(PINコード認証など)を有効化することで、たとえメールアドレスとパスワードが流出しても、他人がアカウントにログインするのを防ぐことが可能です。

PINコード認証を有効化する手順:

PINコード認証を有効化する手順
●スマホ(iPhone)でPINコード認証を有効化するガイド

ステップ 1.LINEアプリを開き、「ホーム」→「設定(歯車アイコン)」→「アカウント」をタップ

ステップ 2. 「ログイン許可」をオフに設定

ステップ 3.「ログイン中の端末」を確認し、不審な端末があれば即ログアウト

このような設定をしておくことで、LINEアカウントの乗っ取りリスクを大幅に減らすことが可能です。

特に、パスワードが漏えいしてもログインされにくくなるため、安心してLINEを利用できます。


対策②:フィッシング詐欺・マルウェア防止

近年、LINEを装った偽のログイン画面や、不審なURL付きメッセージが増加しており、フィッシング詐欺やマルウェア感染による被害が多数報告されています。
これらに引っかかると、LINEアカウントや個人情報が盗まれる恐れがあります。

セキュリティを強化するためのポイント:

ライン公式セキュリティ対策以外には筆者もいくつかLINEアカウントや個人情報が盗まれる防止策をまとめました。ぜっひ参考してください。

  • LINEは必ず公式サイトや正規のアプリストアからインストール
  • 不明な送信者から届く怪しいメッセージやURLは絶対にクリックしない
  • PCには信頼性の高いウイルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保つ

見た目では本物と見分けがつかないフィッシングサイトもあるため、「怪しいかも?」という日常的な警戒心が、何よりも強力な防御手段となります。

PC版LINEの安全にログインする方法

PC版LINEを安全に使うには、正しいログイン手順とセキュリティ対策の知識が不可欠です。この部分では、スマホでのアカウント作成からPC版LINEのログイン方法、そしてアカウント乗っ取りを防ぐための具体的な設定手順まで、わかりやすく解説します。

①PC版LINEアカウントを安全に登録

PC版LINEを使うには、まずスマホでLINEアカウントを登録する必要があります。
登録時の本人確認情報が流出すると、LINEのなりすましや乗っ取りのリスクが高まるため、以下のポイントをしっかり押さえましょう。

登録時のセキュリティポイント:
  • 信頼できる携帯電話番号(自分専用)を使用する
  • よく使うメールアドレスを登録し、確認メールには必ず応答
  • 登録後は、LINEアプリ内の「設定」→「アカウント」を開き、下記のセキュリティ設定を確認

②ログイン許可と本人確認を有効にする

PC版LINEでは、スマホで作成したLINEアカウントを使ってログインします。

このとき、スマホ側での認証が求められるため、事実上の二段階認証としてセキュリティ機能が働きます。

設定手順(スマホで操作):

ログイン許可と本人確認を有効にするガイド

ステップ 1.LINEアプリを開く →「設定」→「アカウント」へ進む

ステップ 2. 「ログイン許可」をオンに(PCでLINEを使う場合のみ)

ステップ 3.「ログイン中の端末」を定期的にチェックし、不審な端末は即ログアウト

注意
●  LINEは現時点(2025年)でGoogle AuthenticatorやSMSによる外部型の二段階認証には未対応です。
○   セキュリティ強化のためには、スマホのロック解除設定(指紋・顔認証・PINコードなど)と合わせて利用することが重要です。

③LINEのパスワードを安全に管理する

PC版LINEでは、メールアドレスとパスワードでのログインが可能です。
このパスワードが短い・単純・使い回しされていると、アカウント乗っ取りの危険性が高くなります。

LINEのパスワードを変更する方法(スマホ操作):

ラインでパスワードを変更するガイド

ステップ 1.LINEアプリを開く →「設定」→「アカウント」へ

ステップ 2. 「パスワード」をタップ

ステップ 3.現在のパスワードと新しいパスワードを入力し、保存

安全なパスワード設定のポイント:
  • 英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた8文字以上
  • 他のサービスと同じパスワードは絶対に使わない
  • 3〜6ヶ月ごとに定期的に変更する
  • パスワード管理が難しい場合は、パスワード管理アプリを活用

上記のセキュリティ対策をしっかり実践すれば、PC版LINEの乗っ取りや不正アクセスといったリスクを避け、安心・安全にLINEを利用することができます。

安全なLINE利用に関するよくある質問

問題①:LINEにログインできないのはなぜ?対処法は?

LINEにログインできない原因は、以下のようにいくつか考えられます:

  • パスワードまたはメールアドレスの入力ミス
  • アカウントの一時凍結(不審なアクセスによる自動制限)
  • スマホ側で「ログイン許可」がオフになっている
  • 通信環境が不安定

対策法:

  • パスワードを再確認・再設定
  • スマホ版LINEアプリから「設定」→「アカウント」→「ログイン許可」をオンに
  • インターネット接続を確認し、再度ログインを試みましょう
PC版LINEでログインエラーが出る場合、不正アクセス防止の制限が働いている可能性もあるので、スマホのLINEで端末認証をし直すことも有効です。

問題②:LINEアカウントの追加方法は?2つ目のアカウントは作れる?

答え:LINEでは電話番号とメールアドレスを分けることで、2つ目のLINEアカウントを作成可能です。

  1. 別のスマートフォン(または仮想番号アプリ)を用意
  2. 新しい電話番号でLINEを登録
  3. メールアドレス・パスワードを設定し、アカウントを管理
ただし、1つのスマホでは同時に1つのLINEアカウントしか使えないため、切り替えや利用には注意が必要です。LINE公式では複数アカウントの運用を推奨していない点もご留意ください。


問題③:LINEアカウント乗っ取りの主な原因は?

答え:LINEアカウントの乗っ取り原因は、主に以下の3つです:

  • パスワードの流出・使い回し
  • フィッシング詐欺サイトでの情報入力
  • 不正アプリのインストールによる情報漏洩
特にPC版LINEは、メールアドレスとパスワードだけでログイン可能なため、漏洩した情報で不正アクセスされやすい傾向があります。
対策法:
  • パスワードは定期的に変更(英数字+記号8文字以上)
  • 怪しいリンクは開かない
  • スマホの「ログイン許可」をオンにして本人確認を有効化


問題④:LINE IDを検索するのに年齢確認は必要?確認なしで検索できる?

答え: LINE ID検索は、年齢確認を行わないと利用できない機能です。これは未成年のトラブル防止のため、LINE運営が制限している仕様です。
年齢確認の方法:

  • ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリア契約があるスマホでのみ可能
  • LINEの「設定」→「年齢確認」→ 提携キャリアログイン画面へ進む
年齢確認なしでID検索を使うことは基本的にできません。 代替手段としては、「QRコード共有」や「ふるふる機能」「招待リンク」があります。


問題⑤:LINEアカウントが乗っ取られた時の症状は?気づくサインは?

答え: LINE乗っ取りの初期症状は、以下のようなものがあります:

  • LINEに突然ログインできなくなる(ログアウトされた)
  • 登録情報が変更されている(メール・電話番号など)
  • 見覚えのない端末が「ログイン中の端末」に表示される
  • 友だちから「怪しいメッセージが届いた」と報告される
対策法:
  1. スマホのLINEアプリから「ログイン中の端末」を確認し、不明な端末は即ログアウト
  2. パスワードをすぐに変更
  3. 友だちに「アカウントが乗っ取られた可能性がある」と周知
  4. LINEサポートに被害を報告し、アカウント復旧を依頼


まとめ

PC版LINEは非常に便利なツールですが、その便利さの裏には乗っ取り・情報漏洩・セキュリティリスクが潜んでいます。

しかし、正しい設定と基本的な対策を講じれば、誰でも安全に使い続けることができます。

あなたのLINEアカウントを守るために、今すぐ設定の見直しを始めましょう。