誕生日メッセージや仕事のリマインドなど、時間を指定して送りたい場面で便利なのが「LINEの予約送信」機能です。
この記事では、2025年5月時点の最新UIに対応した、iPhone/Android別のLINEメッセージ予約送信方法を4つ紹介し、手順と注意点をわかりやすく解説します。最後に、目的別のおすすめ方法もまとめました。
まず知っておきたいのは、LINE本体にはメッセージの送信日時を指定できる「予約送信機能」が存在しないという点です。
過去には「タイムライン設定で予約できる」といった情報も見られましたが、2025年5月現在、公式アプリのみでLINEメッセージを予約送信する方法はありません。
LINEは、メッセージを暗号化して即時サーバーへ送信し、複数端末でチャット履歴を同期する仕組みを採用しています。
そのため、端末内のローカルタイマーで送信を遅らせると、データ整合性に不具合が生じる可能性があり、「予約送信機能」はあえて実装されていないと考えられています。
※なお、上記の理由はあくまで推測であり、LINE公式からは予約送信機能を実装しない理由について正式な発表はありません。
※必要な章だけ拾い読みできるよう、各方法を1章ずつ独立させています。
iOSに標準搭載されている自動化アプリ「ショートカット」を使えば、複数の操作をワンタップで実行可能です。
LINEではURLスキームを利用して、「メッセージ作成→送信」までの動作を自動化できます。
変数「現在の日付」を使って、URLスキームに動的な内容を組み込むことができます。
例:
このように設定すれば、毎朝7時にその日の挨拶メッセージを自動送信できます。
メッセージを複数送りたい場合は、「URLを開く」を複数行追加し、それぞれの間に「待機」アクションを0.5秒ずつ挟むと安定して動作します。
LINE公式アカウントの「予約メッセージ」はビジネス向けのイメージが強いですが、メール認証だけで誰でも無料開設でき、月1,000通までの無料送信枠も用意されています。
管理画面の「メッセージ配信」→「予約」ボタンから、最大1か月先まで日時指定して送信することが可能です。
- テキストだけでなく画像、カード、アンケートなどビジネス向けフォーマットも送れる。
- 友だちリストでは通常トークと混在せず、管理画面で一覧管理できる。
Google Playで提供されているAndroid専用アプリで、LINEログインを使って公式APIと連携し、バックグラウンドで自動的にメッセージを送信できます。
- 個人チャットでも「公式アカウント名義」にならず、自然な見た目で送信できる
- 画像やスタンプの送信にも対応しており、表現の自由度が高い。
- 広範なアクセス権限(友だちリストやプロフィール情報など)の許可が必要
- 広告が頻繁に表示される。非表示にするには月額課金が必要
- 一部の端末では、バッテリー最適化をオフにしないと深夜の送信が失敗する可能性あり
「リマインくん」は、LINE上で使える無料のリマインドBOT(チャットボット)です。
あらかじめ設定した日時に、LINEのトークルームに自動でメッセージを送ってくれるため、予約送信やリマインダーとして活用できます。
使い方は簡単で、事前に友達を追加するだけで「誕生日おめでとう」などの予約送信や個人チャットにも対応しており、アプリのインストール不要で始められるのも魅力です。
- 「2時間後 コーヒー休憩」など、相対時間でもリマインド可能
- 「毎週 月 09:00 週報提出」のように定期リマインドにも対応
- グループに招待して「毎月25日 家賃振込」などを共有リマインドとして活用可能
LINEは公式には予約送信に非対応ですが、外部アプリやBOTを活用すれば、誕生日メッセージや業務リマインドも自動化可能です。
用途に応じて最適な方法を選び、LINEをもっと便利に活用しましょう。