【2025年最新情報】LINE Notifyの代替策3つ:メールをラインに自動転送する方法の完全解説

 質問:
LINE Notifyが使えなくなるのは何故ですか?

答え:実は、LINE Notifyのサービスは2025年3月31日をもって終了します。

LINE Notifyとは

LINE Notifyとは、LINEと外部のサービスやアプリを連携させ、必要な情報をリアルタイムで受け取ることができるツールです。

無料で利用でき、個人でも企業でも活用しやすい点が魅力です。

LINEで友だちに追加するだけで使えるため、利便性の高さも強みです。

グループ間での情報共有がスムーズになるため、さらなる業務効率化も期待できるでしょう。

LINE Notifyの代替策:メールをLINEに転送する方法を3つ

重要なメールを見逃さないためには、メールをLINEに自動転送する設定が大事で、筆者が社内ヘルプデスクを担当していた際には、この設定だけで平均返信時間が約30%短縮したケースもありました。

LINE Notifyのサービス終了後も使える、初心者向けのメール自動転送方法を3つご紹介します。 コスト面やセキュリティ、IFTTT・Zapierといった代替ツールの比較まで、わかりやすく解説します。

方法①【スマホ】iPhone・AndroidでメールをLINEに転送

対応デバイス

  • iPhone(iOS 17 以降推奨)
  • Android(Android 11 以降・Gmail アプリ使用)
     

メリット:無料・追加アプリ不要・最短 5 分で完了

デメリット:iOS のバックグラウンド制限で大量受信時に遅延することがある

iPhone の設定手順

Step 1.ショートカットAppを開き、「オートメーション」タブをタップします。

iphone-step1

Step 2.トリガーを設定します:「メール」→「任意のメールが受信されたとき」を選びます。

iphone-step2

Step 3.アクションを追加します:「最新のメールを取得」
「テキストを取得」:メールの「本文」「差出人」「件名」を含めるように設定します。
「LINEで送信」:宛先に自分または共有したいLINEグループを指定します。

iphone-step3

Step 4.右上の「次へ」をタップし、「実行の前に尋ねる」をオフにして自動実行を有効化します。

iphone-step4
注意
HTML メールは改行崩れが起こる場合があります。必要なら「リッチテキストをプレーンテキストへ変換」を追加してください。

Android の設定手順(Gmail+IFTTT)

androidの飾り画像

メリット:ノーコード・ほぼ全メールサービスで利用可

デメリット: 無料枠はアプレット 2〜3 つまで・リアルタイム性は数分遅れる

Step 1.Gmailでフィルタを作成し、通知対象のメールに自動でラベルを付けます。

androidステップ1

Step 2.IFTTTにログインし、「Gmail → LINE Notify」アプレットを新規作成します。

androidステップ2

Step 3.LINE Notifyでアクセストークンを生成し、IFTTTアプレットに貼り付けます。

androidステップ2

Step 4.通知テンプレートを編集してカスタマイズします。

Step 5.アプレットを保存して有効化すれば、自動通知の設定は完了です。

方法②【中〜上級者向け】Messaging API でメールをLINEへプッシュ

Messaging API とは?

 

LINE 公式が提供する開発者向け REST API。Bot を通じてテキストやリッチメッセージを送受信でき、1,000 通 / 月 までは無料で利用できます。

メールをLINEへ自動通知するMessage API連携(システム構成)

▶受信サーバ:

Gmail API や Amazon SES を利用して、メールを受信。スパム判定や受信フィルタも事前に設定可能。

▶変換処理(Lambda):

Node.js / TypeScript で実装。本文の整形(HTML→テキスト変換や引用削除)、添付ファイルの解析とアップロード処理などを実行。

▶Messaging API:

LINEのMessaging APIを使って、対象ユーザーやグループにPush通知を送信。
テンプレートメッセージやボタン付きメッセージも利用可能。

▶ストレージ(例:S3):

添付ファイルは一時的にS3などに保存し、LINE通知にURLリンクとして添付可能。ダウンロード期限も制御できます。

メリット:柔軟な加工・24h 稼働・CI/CD で一元管理

デメリット:初期学習コスト・SSL 証明書とセキュリティ設定必須

Messaging APIの料金体系(2025年5月時点)

プラン 月間送信数 料金(税込)
フリー 1,000通 無料
ライト 5,000通 5,500円
スタンダード 10,000通 16,500円

方法③【初心者向け】codyltech のメール転送サービス

Codyltechnoのメール転送サービスは、LINE Notifyと同様の仕組みで、重要なメールを見逃さずに受け取れる便利なサービスです。

▶5分で出来る導入ガイド

Step 1.アカウント作成 → 管理画面で 専用メールアドレス を取得。

Step 2.転送元メール(Gmail / Outlook など)で「自動転送」設定を追加。

Step 3.管理画面に表示される QR コード を読み取り、Bot を友だち追加。

Step 4.テストメールを送信して LINE へ届くか確認。

メリット:コーディング不要・メールの件数制限なし(有料)

デメリット:機密データを外部サービスに預けるリスク・長期的にはサブスク料金が発生

3 つの方法を徹底比較

項目 方法① スマホ 方法② API 方法③ サービス
導入難易度 ★☆☆ ★★★ ★☆☆
対応デバイス iOS / Android 制限なし 制限なし
初期コスト 0 円 ドメイン証明書代など 0 円〜
ランニングコスト 0 円 0〜数千円/月 0〜3,980 円/月
カスタマイズ性
セキュリティ 端末依存 自前で強固に可 サービス依存
おすすめ利用者 個人 / 小規模 情シス / 開発者 ノーコード派

この3つメールをラインに自動転送する方法の完全比較図を参考にして、スマホ派も開発者もノーコード派も、あなたに合った方法がきっと見つかる!

他にもある?補充編

  • IFTTT 単体:Webhooks を併用すれば Slack / Trello などとも多重連携。
  • Zapier:Salesforce, Notion との三者連携でワークフローを自動化(有料)。
  • Gmail のフィルタ+転送設定だけ:Bot なしでも転送は可能だが、LINE 側で通知を受け取るには外部サービスが必要。

まとめ

LINE Notifyのサービスは終了しますが、本記事で紹介した3つの方法を活用すれば、LINE Notifyと同等の機能をしっかり代替できます。
大切なメールを見逃さないためにも、ぜひこの記事の内容を参考に、今すぐ実践してみましょう!

よくある質問(FAQ)

記事で紹介された方法はGmail や Yahoo! メールも対応できますか?

すべての方法で対応可能です。

ただし、Yahoo! メールを使用する場合は、IMAP/POP を有効にし、アプリパスワードを発行してください。

LINE 公式アカウント(Bot)は必要ですか?

方法②(API連携)のみ必須です。

方法①(スマホ)と③(サービス)は、個人のLINEアカウントで利用できます。

転送されない/遅延する場合の対処法は?

以下のように3つの解決策があります。

  • メールサイズを1MB未満に抑える。
  • IFTTTやLINE Notifyのトークンを再発行する。
  • iOSでは低電力モードをオフにし、ショートカットを再保存する。

メールをラインに自動転送するのは安全面のリスクがある?

基本的には安全です。以下の方法でセキュリティを強化することができます。

  • 機密情報はパスワード付きZIPにして転送する。
  • LINE Botのグループは必要最小限のメンバーに限定。
  • トーク履歴のクラウドバックアップは無効に設定。